第15回「幸せのキーワードは レジリエンス-復活力-心の免疫力で健康な体

平成26年10月26日(日)

13:30~15:00(12:30開場)

秋田県総合保健センター2階 大会議室 秋田市千秋久保田町6-6(秋田駅西口より、徒歩7分程度)

新見正則

帝京大学医学部附属病院 准教授
慶応義塾大学医学部卒業。英国オックスフォード大学医学部博士課程にて移植免疫学を学び、Doctor of Philosophy(DPhil)取得。
移植免疫学のサイエンティストで、漢方とトライアスロンが趣味の外科医。イギリス留学中にとても感動したオペラ椿姫をマウスに聴かせて、移植された心臓が拒絶されないという実験にて2013年イグノーベル賞医学賞受賞。50歳までは金槌で運動嫌いであったが、娘の誘いで水泳を始め、3年後には佐渡国際トライアスロンAタイプ236km(スイム3.8km、自転車190km、ラン42.2km)を14時間18分58秒で完走する。

心の免疫力で健康な体
 医師として「病は気から」ということを日々実感しながら、「気」という表現よりもっといい言葉があるんじゃないか、という思いがいつも心のどこかにありました。「病は気から」の「気」とは、レジリエンスのことだった。病気も健康も、「レジリエンス」が決めている。「レジリエンス」という言葉に出会ったとき、ストンと腹に落ちたような心地いい感覚が忘れられません。
 レジリエンスという言葉は、精神医学や教育、人材開発などの分野では以前より使用されている言葉ですが、まだ一般的ではありません。日常会話の中に、お酒の席のトピックに、そして子育ての会話に、生きていく上でのいろいろなシチュエーションに、この言葉が頻繁に登場するようになってほしいなぁと私は思っています。