『第265話』 正しい使用方法、「パネル」で紹介、

10月17日から23日は「薬と健康の週間」。これに合わせて県、県薬剤師会、県薬種商協会、県医薬品卸組合は毎年、医薬品に関連する各種の催しを行っている。

今年はそうした催しの一つとして19、20日、秋田市御所野のイオン秋田ショッピングセンター2階で「健康ネット開設」をメーンタイトルにした「健康展」を開催する。

健康展では各種薬草・薬用酒を展示し、薬の相談コーナーを設ける。パネル展示も行い、薬の正しい使用方法を紹介するほか、薬物乱用防止や麻薬覚せい剤撲滅を呼び掛ける。

近年、麻薬。・覚せい剤の乱用は低年齢化の一途をたどっていて、摘発される中学・高校生が著しく増加している。ファッション的な感覚で使用する例も多い。麻薬・覚せい剤を使用することで、やがてやってくる激しい不安、興奮、苦痛を伴う禁断症状のメカニズムを正しく理解してもらう必要がある。

デモンストレーションのコーナーでは、全国に先駆けて開発した処方せんを自動で「かかりつけ薬局」に送信するコンピューターファックス「分業くん」を展示する。このシステムは今月から京都府でも稼働している。

また、薬の相談コーナーでは「ゲット・ジ・アンサーズ」を合言葉に日ごろ気になっている薬の疑問に答える。

医薬品に関する情報は相当増えて、入手しやすくなっているが、本当に欲しいのは自分が服用している薬の個別情報だ。中には、何となく不安、何から聞いてよいか分からないという人も多い。

解決の入りロとなるのが次の五つの問い。①この薬の名前は②効果は③服用するとき注意することは④副作用は⑤ほかの薬や食物との飲み合わせ、食べ合わせは-。このことを正しく把握していくことが必要だ。

ご来場をお待ちしている。