『第455話』 紫外線予防で健康な肌を
6月20日から7月19日までの1カ月間は「ダメ。ゼッタイ。」普及運動キャンペーンの実施期間。「ダメ。ゼッタイ。」とは麻薬・覚せい剤のことだ。
特に今年は「国連麻薬撲滅の10年支援事業」の最終年に当たる。そこで、本年は8カ所の保健所管内すべて(県内全域)でキャンペーンが実施されている。すでに、県警本部が整備した麻薬・覚せい剤乱用防止キャンペーンカー「みちびき号」をご覧になった方も多いと思う。「みちびき号」には身体的な有害性を具体的に説明するパネル、麻薬覚せい剤の模型が展示され、併せて乱用者の禁断症状を解説するビデオを見ることもできる。
全国的には覚せい剤の乱用が進み、密輸量の増加も目立つ状況下にある。幸い本県の検挙者は低下傾向にあり、中学生や高校生はいない。しかし、予備軍とされているシンナー乱用者は年間60人程度が検挙されていて、予断を許さない。
最近は、覚せい剤の乱用増加が心配されている。覚せい剤は、神経を興奮させる作用がある。もともと、食欲を減退させる効果があり、食事を取らなくても、活動できるようになるため、女子高生に「これ使うとやせるよ」と近づき、乱用者にしてしまう。さらに、売春を強要して金品を貢がせる。友達を紹介させて乱用者の輪を広げようとするなど、悪質な事例が多く報告されている。
覚せい剤には、使用をやめた後でも、ストレスや飲酒により、覚せい剤を使用したときと同じ症状が現れるフラッシュバック現象がある。この現象はたった1回の使用でも起こり得る。
麻薬・覚せい剤の乱用者の話を聞くと、他人に迷惑を掛けていないからいいだろうという話を聞く。しかし、歴史を振り返るとアヘン戦争など国家体制を揺るがす事態を経験したこともある。麻薬・覚せい剤欲しさに金品を強奪し、他人に危害を加えるなど、社会不安をつくり出している原因となっていることは明々白々だ。
麻薬・覚せい剤の供給国には貧困者が多く、生活の糧を麻薬・覚せい剤の製造に頼っている人が多い。これを方向転換させるために、国連支援募金運動を展開して、
Oを支援している。
ぜひ、募金活動にもご支援いただきたい。