第8回「笑いは笑い事ではない-遺伝子ONの生き方-」

平成20年3月20日(木)春分の日

13:30~15:00

県総合保健センター2階 大会議室

村上和雄

筑波大学名誉教授
著書:『生命の暗号』『遺伝子オンで生きる』(サンマーク出版)、『生命のバカ力』(講談社+α新設)、『笑う!遺伝子』(一二三書房)、『そうだ!絶対うまくいく』(海竜社)など。

生命の仕組みは、まったく驚くほど不思議なことばか りです。人は「生きる」などと簡単にいいますが、自分の力だけで生きている人は、地球上に一人もいません。  それぞれの遺伝子は、見事な調和のもとで働いています。遺伝子の働きは、それをとりまく環境や外からの刺激によって変わるということが、最近の研究から分か ってきました。正確にいえば、それまで眠っていた遺伝子が目を覚ますことでもあるのです。 私は、その刺激を精神レベルでも考えています。笑いや感動などにより、今まで眠っていた良い遺伝子をオンにして、可能性を引き出すことができます。笑いが糖尿病患者の血糖値の上昇を大幅に抑えた実験結果や、その際の遺伝子のオン・オフについても述べます。