『薬の種類』(くすりのしゅるい)

医師が処方する薬や、患者さん自身が薬局・薬店で購入できる大衆薬などがあります。

【医療用医薬品(いりょうよういやくひん)】

医師が処方する薬です。医師が診察し、その患者さん1人1人の症状、年齢、体質などに合わせて、薬の種類や量が決められます。同じ症状でも、原因や患者さんのその時の状態によって、別の薬の種類や量が処方されることがあります。薬には様々な作用があり、同じ薬だから同じ病気とは限りません。
同じ症状だからと自分の薬を他の人に服用させてはいけません。人によっては害になる場合もあります。

【一般用医薬品(いっぱんよういやくひん)】

軽い病気の症状の軽減や緩和及び予防など一時的に利用されることを目的とした薬です。不特定多数の人が使用できるよう薬の種類や量が規制されています。安全性に配慮されていますが、副作用がまったくないわけではありませんから、自分で判断して使う薬といえども、注意が必要です。特に病院にかかっている人は、必ず医師又は薬剤師に相談して購入しましょう。使用しても症状などが緩和されなかったり、何日も症状が続くようであれば医師に診察してもらいましょう。
大衆薬、OTC薬(カウンター越しに渡す薬)とも呼ばれています。