第06回 「専門家がなすべきこととは?」

平成17年11月23日(水)勤労感謝の日

13:30~15:00

県総合保健センター2階

南淵明宏

公仁会大和成和病院 心臓病センター長・心臓外科部長。
著書:『僕が医者を辞めない理由』(羊土社)、『ブラック・ジャックはどこにいる?』『心臓は語る』(PHP研究所)、『患者力』(徳間書店)、『心臓外科医』(講談社)、『心臓外科医の挑戦状』(中央公論新社)、『医者の涙、患者の涙』『名医はブラック・ジャックと俺に聞け』(広済堂出版)、『いい医者・いい病院の見分け方』(二見書房)、『突然死 あなたは大丈夫?』(日本経済新聞社)、『ブラック・ジャック解体新書』(宝島社)など多数。

社会の「専門家」に対する懐疑の目が日に日に厳しくなっています。これは何も医療に限った現象ではありません。しかしこの「目」は専門家社会や、そこに人生をかける人々を少しでも正確に理解しようとする、「愛護の視線」とも言えるのではないでしょうか。言い換えればこれからは個人の業績がそのままエンドユーザーに評価され、称賛される世の中になりつつあると思います。そのために専門家がなすべき仕事、とるべき姿勢とは何なのか、一民間病院の平凡な勤務医として日ごろ考えていることをお話させていただきたいと思います。