第9回「都市での老いとムラでの老い  -(金持ちより心持ち)信州の農村医療の現場から-」

平成20年9月23日(火)秋分の日

15:00~16:30

県総合保健センター2階 大会議室

色平哲郎氏

JA厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医師(内科医)、
南相木村診療所長
1960年神奈川県生まれ。東京大学中退後、世界を放浪し、医師を目指し京都大学医学部へ入学。卒業後、長野県厚生連佐久総合病院、京都大学附属病院などを経て長野県南佐久郡南牧(みなみまき)村野辺山へき地診療所長。98年より南相木村の診療所長になる。外国人HIV感染者・発症者への「医職住」の生活支援、帰国支援を行うNPO「アイザック」の事務局長としても活動を続ける。こうした活動により95年、タイ政府より表彰を受ける。

村のご老人の「ものがたり」、現代の日本人が気付けなくなってしまったことの中に、大事なことがあります。また、都市と農村とでは「老い方」や「死に方」についての作法が異なっているようです。世界を放浪した後、医師となり、へき地医療に従事するかたわら、NPO(民間非営利組織)活動を続ける色平哲郎(いろひらてつろう)氏から、世界と日本、都市と農村、それぞれが抱えるズレやギャップという現実にメスを入れながら、現代日本人に見えにくくなっている死生観についてもお話していただきます。